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どうも、妖術系神学の伝道師・皇悠です。
さて、当ブログでは密教について色々記述しておりますが、何故か空海産の真言宗のイメージが強いようです・・。
例の空海と最澄の師弟関係により、日本では空海産の真言宗が元祖的地位にありまして、こちらは京都の東寺を根本道場にしたことから「東密」(とうみつ)と呼ばれ、もう一方の最澄産の天台宗の方は宗派の名を一部取って「台密」(たいみつ)と呼ばれてますが、ただ、どちらかと言うと東密の方が有名で、密教といえば真言宗という風になっています。
でも、天台宗については何故かスルー・忘れられていませんか?
ちなみに、簡単な概略を記述しますと、日本の天台宗の祖は伝教大師こと最澄さんです。
彼が中国にて天台宗の教えを受けると共に、越州の龍興寺において無畏三蔵第3世の法孫、順暁阿闍梨から密教の伝授を受けましたが伝教大師の密教は不充分でしたからか、帰国後に日本における当時の密教の伝道師・スペシャリスト空海から伝授を受けようとして失敗したまま死去します。
しかし、後の弟子筋の日本天台宗の第4祖慈覚大師、第6祖智証大師などがそれぞれ唐に渡り、空海帰国後に発展した当時の最新版の密教の伝授を受け、天台宗の密教を充実させていき、そして後の弟子五大院安然先徳などによってほぼ教学の体系を打ち立て完成をみました教え・体系です。
では、東密と台密とでは何が違うのでしょうか・・・?現状では、事相(修法などの実践面)では余り違いはないと言われますが、教相(理論面)では根本的な思想を含め幾つかの違いがあるようです。
近世の天台宗の碩学とされる故福田堯穎大僧正はご著書の中で、6つの主要な相違点を挙げておられますね。
第一点は、東密は法身大日如来の説を密教、応身釈迦如来の説を顕教としますが、台密は一乗教を密教、三乗教を顕教とします。
第二点は、東密は十住心の教判(教判とは一定の思想に基づき経典を分類したもの。東密は九顕一密)を立て9つの顕教の上に密教を位置付けます(密勝顕劣)が、台密は法華経を最高の経典とする天台宗の基本に基づき教判(五時五教、四一)を設け大乗教の円教はすべて密教とし円密一致をうたいます。
第三点は、東密は大日如来と釈迦如来は別の仏としますが、台密は大日如来と釈迦如来とは同じ仏(一仏)とします。
第四点は、東密は大日経や金剛頂経などは金剛薩埵の結集としますが、台密は密教結集者の金剛薩埵はすなわち阿難(釈迦の従弟、経典編纂の責任者)を指すとします。
第五点は、東密は金剛界・胎蔵界(金胎両部)の大経はともに鉄塔の相伝とし両部同じく八祖相承を立てますが、台密は金剛頂経を塔内の相伝、大日経を塔外の相伝とし両部それぞれの血脈をもって相伝とします。
第六点は、東密は純密(弘法大師が招来した正統密教)・雑密(純密以外)を分けますが、台密は分けません。
さて、台密と東密のいずれの説が正しいのか分かりませんが、個人的には円密一致の点や純雑を分けない点については台密の方がスッキリしています。
ただ、今回の記事は皇悠は天台門徒ではないため不十分な点などもあると思いますが何かのお役に立てば幸いです。
では、今回は此処までです。
閲覧頂いた方には、全ての良き事が雪崩の如く起きますように・・・。
引用文はあまり考えずに済むので楽ですが、打ち込むのは大変に感じてます皇悠より。
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