御覧頂きまして、有り難うございます。
どうも、皇悠です。
さて、今回は前回の続きです。ではおさらいをかねて定義です。。(ググってみましたか?)
まず、解離性障害とは、心的外傷(つらい体験)への自己防衛、自己同一性を失う神経症の一種。具体的には、思い出すたびに傷つく事などに対しての対処として振る舞いの極端な変化などで自分が誰か理解不能であったり、複数の自己を持ったりする。
また、解離性障害の基本的特徴は、意識、記憶、同一性、又は環境の知覚といった通常は統合されている機能の破綻である事です。
更に症状の発生と、引き金になるモノ(ストレッサー・アンカー)との間に時期的関連があることが診断の必要条件でもあります。
そして、この障害の一つに解離性トランス障害こと他者に取りつかれていると確信する憑依障害・憑き物があります。
さて、その多くの解離性障害の原因を分類すると、大体は以下の通り大体四種あります
まず、自立して生活できない幼少期の性的を含む児童虐待。
次に育児拒否・ネグレクト。つまり母親なりの重要な他者・養育者が鬱病やその他の理由でうまく機能せずに、病者がしっかりとした愛着・愛情対象が持てなかったために、愛着対象がなかったその埋め合わせに、想像の世界にひきこもってしまう事によるモノ。
三つ目は意図的であり、本人も自覚しているモノ、いわゆる仮病ではありますが、詐病のように経済的利得や、法的責任の回避のように疾病利得がないのに、その症状を訴えるモノ。これは馬鹿にならない数で存在することは、この疾患の診断を難しくしているようですね。俗に言う思い込みによる憑依・霊障害。
最後に患者が、治療・対処者などの前に何ら解離的症状を呈していないことが多いので判り難いのですが、親に医者や師などその人に対しての権威者が威圧的な説得や暗示による症状の出現があります。これは破壊的なカルト(カリスマ性のあるリーダーがいて、家族から引き離し、また眠りや食事を奪い、瞑想などの形でトランスを頻繁に入らせるのを特徴とする団体・組織――オウム真理教をイメージする人も少なくないでしょうね――)によって作り出されるモノも入ります。
で、対処法ですが、基本的には他の解離性障害、例えば多重人格に対する治療と同じです。
現在行われている多くの治療・対処法は13のステップに分かれています。
1,信頼関係を発展させる。
2,診断をつけ、それを患者・治療者で共有する。
3,各々の人格状態とコミュニケーションを持つ。(ここからが俗に言うところの供養・祈祷・悪魔祓い・憑き物落としの部分が入ります。)
4,治療契約を結ぶ。
5,これまでの生育歴・病歴を収集する。
6,各々が抱える人格状態が抱える問題と取り組む。
7,特別の手段(催眠など)を講じる。
8,人格状態同士のコミュニケーションを発展させてゆく。
9,解決を得る/人格を統合する。(霊との約束・取引の実行も含みます)
10,(統合した人格による)新たな行動様式と他人との協力技術を発展させる。
11,ネットワークを作り、社会のサポートシステムを利用する。ここから実生活上の他者による経済面も含む精神的・物理的な支援組織・グループを持つことが重要になります。
12,上記で身につけたものを固めてゆく。
13,フォローアップ。
さて勿論、一見人格が統合されたように見えても、その後再び解離が起こったり、別人格が現れる、再憑依することも少なくないです。そのためか、10から13の地固めのステップは大変ですが本当に重要です。
この治療・対処の基本的なゴールはやはり人格の統合・患者自身の心身/生活の安定です。ただ、彼らの問題は、人格がいくつもあることではなく。統合出来ないことで、健全な一つの人格を持てないことですから・・・。
さて、そうして、このステップ通りに行きますと統合を勝ち得るわけですが、統合されることによって、よけいにつらい現実と向き合うことになることも実際の所は多いです。
それは、まずその人がその状態で(今まで・長く)いたということは、そういうシステム・やり方でしかその人は生活出来ず・耐えられなかったという事なので、この症状が周囲に発現し被害が出た場合、事実上は『あんたらはひどい奴らだ!今まで我慢していたんだ!お前らのせいでこうなった!貴方達は私の為に助けにならない!』と告発し弾劾し、全否定しているも同じ事なので改善は・・・・難しいですね。
つまり、本人も周囲もつらい体験・状況を解離し、意識・自覚しないことでなんとかしていたのを以前は出来たのに、ついにそれはもう出来なくなり、放置していた問題(対処出来ないから放置していくしかなかった事柄)を本人たちが改善しなくてはならなくなるからです。
この問題を完全に関係者の意識改革・行動改善なしには残念ながらいかなる祈祷師・術師も出来ませんし、仮にアドバイスは出来ても周囲の日常の生活を完全に指導・監督し時に強制的にでも辞めさせる事はまず出来ませんから難しいです。
場合によっては本人が自覚せずに善意でやっている事・ライフワーク・趣味が実は患者の憑依を招いていることすらありますから・・・。
さて、再発防止の為に、何よりもつらい時はいつでも相談に乗れるようなフォローアップのシステム(つまり場合によっては第三者による法的を含む手助けを含みます)が構築できるか否かですが、上記の為にか現実はなかなか難しいですね・・・。
正直、運があります。だからこそ優れた憑き物落としが出来る人は少ないです・・・、落とせてもフォローアップのシステムの構築が上手い人・法的対処が出来るように支援者をそろえられる社会的能力のある方はすくないですから・・・ね。(そういう意味でも中村雅彦師を私は尊敬しております。)
さて、今回は以上です。参考になり何かの役に立てば幸いです。
それでは、貴方に全ての良きことが雪崩の如く起きますように・・・。
皇悠拝。
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